何が起きるかわからない
あれおかしい
自分は平気だと思って生きてきたけれど、なかなか思うようにいかなかった。コロナが流行り出す少し前にそれはやってきた。
仕事で少人数の部署に異動になってから、職場の人間関係に今までよりストレスを感じるようになっていた。割とストレスには強いタイプだと思っていたからまぁ何とかなるだろうと思って仕事を続けていたけれど、ある時から体が今までのように機能していないことに気付いた。そして次々と色んな症状が出てきて、病院に行ったりもしたけれど検査で異常になるようなものは出てこなかった。自律神経の働きがダメになっていたのだった。
仕事に支障が出るほどの症状になっていたのでまずは休職をすることになった。心療内科で薬も処方してもらった。
お休み期間
明るい照明で気持ち悪くなる症状があったのではじめのうちはスマホもテレビも見ることができなかった。散歩をしたり音楽を聴いたり、たまに料理をしてみたりして過ごしていた。幸い気持ちの面での落ち込みは少なかった。睡眠の質はそんなに良くはなかったけれどそこそこ取れていたと思う。
症状は本当に色々出たけれど、今まで経験したことのなかったものは『胸のあたりの違和感・ざわざわ感』。これは本当に気持ち悪かった。処方してもらった薬は強いものは合わなくてやめてしまったけれど、この症状を和らげてくれる薬が一つあったのでそれはつらい時に飲んでいた。
なんとなく薬にずっと頼るのは嫌だったので、先生に勧められた『自律訓練法』や『筋弛緩法』というものもやってみた。散歩やジョギングも徐々にやっていき、ピアノを弾いたり塗り絵をしたりしているうちに少しずつ症状は軽くなっていき薬も飲まなくなった。
そしてテレビを見ても気持ち悪くならなくなったのでドラマを見ることにした。Netflixに加入していたのでそこで人気のあるものを見始め、韓国ドラマにハマった。そしてどういう流れだったかは少し忘れてしまったけれど、K-POPにもハマっていった。コロナ禍でハマった人も多いというけれど、自分の場合はその少し前だった。
その後
そんな感じで推しを見つけてからはだんだん元気になっていった。
日によってだいぶ調子が悪い時もあったけれど仕事には復帰できそうだったので、部署を変えてもらい徐々に仕事にも復帰していった。自分の場合は環境要因が大きかったみたいだ。
仕事に復帰したばかりの頃はまだそこまで元気ではなく正直つらかったけれど、周りからは元気に見えたようだ。事情を知っている人から『元気そうで良かったです』とか言われると若干イラっとしたけれどまぁしょうがない。
今でも完全に元通りとはいかない。体ごとどこかに吹っ飛ばしたくなることもある。なるべくストレスを溜めないでハッピーに生きていきたい。