うさぎ大好き
小さい頃の夢
いつからか気付いたらうさぎが大好きで、うさぎになりたかった時期もある。
小学生になったばかりの頃に書いた作文が「うさぎになりたい」というものだった。どういうテーマが課せられていたかは不明だけれど、うさぎになりたかったようだ。「きれいないろのうさぎになりたいです。そしてぴょんぴょんきもちよくはしりたいです。いろんなみをたべたりしたいです。のはらできもちよくねてみたいです」などと書いてあり、先生から五十丸をもらった。
幼稚園の頃はぬいぐるみが大好きで、死ぬまで一緒にいると思っていた。ふわふわしてかわいいものが昔から好きだったみたいだ。大人になってからぬいぐるみへの愛情は昔ほどはなくなったけれど、かわいいものや動物が好きなことに変わりはない。
本物のうさぎ
習っていたピアノの先生の家でうさぎを飼っていて、良いなぁと思っていた。
そのうちそのうさぎに子供が生まれて、赤ちゃんうさぎを引き取らないかという提案を受けた。中学生だった自分は、親にろくに確認もしないでYESと言ってしまい後で少し揉めたけれど、無事に引き取れることになった。家が近所だったので、段ボールに入れて帰ってきた。
段ボールからひょっこり出てきたその子はそれはそれはかわいかった。耳が垂れており色は真っ黒。足の裏はグレーで、おでこに少しだけ白い毛が生えていた。男の子で、とてもやんちゃでなかなか抱っこをさせてくれなかった。でもとても懐いてくれて色々な表情を見せてくれた。
うさぎの顔を洗う仕草は涙が出るほどにかわいい。いつもその姿を見て、ふわふわの毛をなでて癒されていた。家族が喧嘩をしていると心配そうに足の下をぐるぐるしていた。
大学生になり、そのうさぎが亡くなった時はものすごいショックを受け、しばらく立ち直れなかった。大切なものを失う悲しみを経験した。
尊いもの
その後もうさぎ好きは続いており、動物全般(特に毛がふわふわの動物)も好きになった。動物のかわいい映像やおもしろ映像を見たりするのも好きでよく見ている。みんな一生懸命生きているなぁと思う。そしてそんな動物を見て、人間について考えたりもする。
この先地球がどうなっていくかわからないけれど、尊い命が守られる世の中でありますように。